slingの健康日記

体と心の健康、たまに海外出張

役立たずのMySOS

専用アプリまで開発し、鳴り物入りで登場したMySOSであるが、、、使われていたのは日本の空港だけでした。
落ち着いて考えれば、そうなるのは当たり前なのだけれど、、、
 

MySOSの準備は出発前に、国内で行った。アプリのインストールと、ワクチン接種の登録(マイナンバーがあれば簡単だった)

 

MySOSの色が黄色になった。あとは、渡航先の現地病院でPCR検査を受けるだけになった。この頃、アプリ必須だったのが、webサイトでもOKとなった。

 

念のため、ワクチン接種のアプリも入れ、証明書もダウンロードして置いた。

注)右上の再発行ボタンは、「押すと最新情報を取り入れて再発行されます」と言う意味。領収書みたいに、「これは再発行なので、二重請求に気を付けろよ」、と言う意味ではない。 
 

帰国日の前日早朝八時、手配して貰った現地の病院でPCR検査、87ユーロカード明細は以下の通り。
◇利用日:2022/09/01 15:00
◇利用先:Visa加盟店
◇利用取引:買物
◇利用金額:12,157円 (87.00EUR)
検査は朝8時、結果は夕方五時過ぎにメールで来た。北イタリア人は朝から勤勉であった。

厚生省の専用フォーマットもメールでpdfを送って置いたら、そちらにもチェックしてくれた。早速、写真に撮ってアップロード
無事に、MySOSが「青く」なった。これで安心。
念のため、QRコードのスクショも図形ファイルとして、スマホとPCの両方に保存して置いた。

 
 
しかし、、である。

厚生省のフォーマット書類など、外国の空港では紙屑同然

 

外国の係官が見てくれるのは、現地病院の検査結果のみ

 


MySOSの画面とQRコードを要求したのは、羽田のカウンタだけだった。
イタリアの空港(ミラノ・マルペンサ)でも、乗り継ぎのトルコ(イスタンブール)でも、MySOSの画面など、全く相手にされない。
彼ら曰く「現地の病院のPCR検査結果を出せ」である。
イスタンブールで、PCRでない検査結果を出していた二人連れが、ゲートまで来て搭乗拒否されていた。
係官曰く「ONLY PCR!」

自分たちも、乗継便のゲートまで来たところで、連れのKdn先生と二人で呼び出しを喰らった。
慌ててゲートカウンタに行ってみると同じように「PCRの検査結果を出せ」である。
最初、MySOSの画面やQRを出したら、「ダメ」。
厚生省フォーマットの書類を出したら、「ダメ」。
あくまで「現地病院の検査結果」が必要らしい。



MySOSの画面チェックや、QRコードのスキャンをありがたくやっているのは、羽田空港だけである。
それは、ちょっと考えたら当たり前のことで、外国の航空会社が、日本の書類のQRコードなど、いちいち対応するわけがないのである。
どんなに日本政府がお願いしても、伝わるのは「日本人で搭乗許可されるのはPCR検査陰性者のみ」と言う情報だけである。

まあ、そんなアホ検査ももう数日で終了する。
断って置くが、政府の対応を非難しているのではない。
こんなに厳しい入国検査になったのは理由がある。
コロナが流行り出した頃、日本の入国検査が甘く、「水際対策がなってない」とか、「台湾を見習え」とか、散々、反日左傾マスゴミが騒いだせいである。