slingの健康日記

体と心の健康、たまに海外出張

たわら問題

俵の移動について最終案が出て来た。一旦、別のところに俵を仮に移してから最終処分場じゃなかった、最終の行先に移すらしいのだが、どうも予想していたよりも自分や隣のいくつかの藩の俵が多い。
もちろん、一番最初と言うか大昔は、もっと大量にあった俵なのだが、あれこれしているうちにいろいろ取られてしまっていたのだ。それで移動の前に「こういう俵もあったはずだ」と恐る恐る申し出ると、何と最終案には計上されている。特に自分は大昔、俵の持ち分が周りの藩と比べてとても少なかったのだが、あれこれする直前に、大明神に、どうせいずれ取られるから余った俵は全部slingにあげちゃうよ、と無責任なことを言われ、作り笑いしながら、じゃあ貰う手配だけしときます、と言っていたのだが、あれこれの最中に共用の俵はかなり取られたにもかかわらず、何とslingの俵は全部残ったのだ。その後、slingにも悪知恵が付いて来て、この俵は共用である、とか、この俵は下賜された俵である、とか言いまくった結果、何と百万石大名(外様)になってしまったのである。
それを見ていた別の大名、こいつは将軍に気に入られて旗本になっているのだが、こんなに一人で貰っていては示しがつかない、とか最近になって言い出した。自ら率先して共用のために放出すべき、とまで言い出した。slingは出すべきでないと考える。理由は三つある。

  1. あれこれした際に、共用の俵をいくつも収用されていているので、この地方の仲間の藩としての俵の数は多くない。足りないと騒いでいる遠方の藩は共用俵を沢山持っている
  2. 多いから放出した、と言ってしまうと、余す奴、と言うレッテルを貼られてしまい、後々、再分配の際に要らないでしょう、と言われかねない。
  3. この地方の仲間の藩のいくつかで不足を訴える声が上がっている。そちらを優先して融通すべき。


他にも、共用俵として将軍家が収用した分を、何と使わずに飾るために据え置いている、とか言うことを非難しても良いのだが、口の悪いslingはつい、「あの馬鹿ども」とか「ヘドが出る所業」とか言ってしまいそうなので、飾り俵問題には触れない方が良いような気がしてきた。