slingの健康日記

体と心の健康、たまに海外出張

みんなで渡れば怖くない?

以前、だいぶ前、SARSが流行した頃、既にAIDS等が恐れられていたので、「これからは怖い病気がどんどん出て来るのか」と、世紀末的な考えが蔓延していた。そんなとき、どこかの論評で、20世紀初頭のスペイン風邪以来、十数年置きくらいに、新種の「風邪ウィルス」が出てきてパンデミックを引き起こしているので、SARSもその中の一種と思うべき、と言う発言を見た気がする。

そういう記憶があるので、今回、武漢ウィルスが流行り出した頃、「全員で少し罹患してしまうのがいいんじゃね? はしかやロタウィルスなんかもそうだし」と思っていたのだが、回りの人は誰も賛同してくれなかった。
そんなとき、3/16頃、英国で、ジョンソン首相が、「集団免疫」と言う手法を持ち出したので、自分の考えていたこともあながち、おかしいわけではないのだ、と思った。

www.technologyreview.com

アウトブレイクによる保健医療システムの崩壊を防いで感染拡大ピーク時に最も脆弱な人々を保護するために、他国と一線を画す計画を実施すると発表した。この戦略では、人口の少なくとも60%が新型コロナウイルスに感染し、回復することが見込まれている。感染者の多くは軽度の症状しか現れない比較的若い人たちだ。英国政府は、この戦略は結果的に、脆弱なグループを感染から保護する「集団免疫」をもたらす一方、時間の経過とともに安全対策について非協力的になる人間の「行動的疲労」を回避すると考えた。

ただ、上の手法は、新ウィルス(ウーハンウィルス)の比較的高い致死率を考慮すると、感染拡大ピーク時に、結構な人数が病死してしまうので、受け入れ難いようである。英国政府も数日(3/23に外出制限)で撤回してしまった。

しかしながら、これから新薬やワクチンの開発が間に合えば、英国方式が再度見直されるかも知れない。いずれにしても、今回の武漢ワクチンの最大の敵は、政権打倒に利用しようとする、パヨクマスコミとパヨク言論人であることだけは明確で、日本人が彼らに踊らされないのは大変結構なことだ。