咳と痰は相変わらず出る。そして相変わらず、PL顆粒とブルフェン錠を服用。風邪はそのまま、悪い状態が続いている。
葬儀でも義母は相変わらずたち振る舞いだったのだが、それについてふと思ったことがある。家の者が、小さい頃「親戚が子供を連れて遊びに来た際にその子らだけに下駄だったかを買ってあげて自分は欲しかったのに買って貰えず、外へ働きに出ていた彼女の母親に買って貰った」と言うトラウマがあったことを何回か聞いている。
義母もまさにそれなのだ。出自の家が何が何でも第一なのだ。普通の人々は、いろいろな経験をして、今風の、「他人にちょっと遠慮したな対応」が出来るようになって行くのが普通なのだが、五十歳近くまで、長いこと独り身だった義母は、そういう他人との密な交わりの経験が全く無く、戦前の考え方をそのまま引きずっているのではないだろうか。
それにしても「自分の親戚は、犬でもslingより偉い」と言う対応をされてしまうのは実生活でちょっと困ることが多かった。
（何十年も前からのことなので、義母に認知症とかが始まってそうなったわけではない。税金のことを考えるほどしっかりしている。それはそれでありがたい）。
