写真は準備中です。
- ノック接着
- Beiterのノックは上下非対称です。
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- 弦にはめた状態で、弦の上側と下側とで形が微妙に異なります。下側がフラットで上側にテーパーが付いています。ですからストリングにかけるとき、上下がわかって便利です。
- アウトサートノック(シャフトに被さるタイプ)なのでフレッチタイトで付けます(←誤りです)。廻しながらしっかり押し込みます。
- 【注意】Beiter社のマニュアルには接着剤で付けるな!と書いてありました。緩ければテフロンテープ(シールテープ)を入れて押し込め、とのことです。誤りを書いてすみませんでした。
- X10(太さ700)はシャフトの方向(ポイント側、ノック側)が決まっているようです。ノックは片側(Eastonのロゴ文字列の右側)にしか入りませんでした。
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- 水色のノックが無事に付きました。一晩おいて乾かします。
- ポイント・ブレークオフ
- ブレークオフポイントなので、どこからか折らねばなりません(まぁ全く折らない選択肢もありますが)。
- 折る前にバランスを見ると、矢の重心は真ん中よりもかなり前方でした。
- 接着前に矢の重さを測ると20g近くとかなりあったので、ブレークオフポイントは一番短くしてしまいました。トータルで17gです。それでもバランスは結構前の方です。
- ブレークポイントを短く折った一番の理由は矢全体の重量が重かったのではなく、他の手持ちの矢(ショップに作って貰ったもの)の重心位置と比較して、かなり前方だったからです。
- ポイント接着
- 以下はX10用純正バルジポイント(矢先が膨らみを帯びている)の場合のやり方です。オールカーボンのシャフトの場合はエポキシで付けろとマニュアルには記してあります。
- コーヒーサイホンに付いていたアルコールランプを使いました。始める前にポイントとシャフトの入り口をアルコールで拭いておきます。
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- マニュアルには消毒用ではダメで、91%のイソプロピルアルコールを使えとか書いてありますが無視です。消毒用は水分が含まれているからNGなのでしょう。良く乾かせば大丈夫でしょう。
- まず、ポイントに付属していた専用のホットメルト自体を少し溶かし、シャフトの端にちょっとだけ付けておきます。マニュアルには筒の内側に付けよ、とあるのですが付属のホットメルトが太いので内側だけというのは無理です。
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- ホットメルトは修飾語で、正式にはhot melt adhesiveです。省略する場合はhot meltが略されてadhesiveになります。
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- 次にポイントにホットメルトを溶かし塗るためにポイント自体を熱します。
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- ポイント側(尖った方)を左手で持って、シャフトに挿す側(シャンク側)を数十秒、炎にかざします。熱しすぎると手で持てなくなるので注意です。
- 炎から出したらホットメルトをまんべんなく塗り溶かし、もう一度、ちょっとだけあぶったらすみやかにシャフトに挿し、ゆっくり押し込み、最後に一二回転くらい廻してなじませます。
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- すぐにシャフトに挿入する必要があるので慌てて撮影したらピンボケでした。
- 「無理に押し込むな、途中で固まったらポイントのみを炙れ、シャフト自体は絶対に熱するな」とマニュアルに書いてあります。
- はみ出たホットメルトを熱いうちにペーパータオルなどで拭き取ります。
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- 【安全について】----------------
- アルコールランプを使うので十分な安全管理が必要です。自分でやってみて、以下の二点について危険を実感しました。
- 溶けたホットメルトを持ち上げようとしたら、置いておいた紙とくっついていて紙ごと持ち上がり、アルコールランプが揺れた。
- 自分が立ち上がったら、勢いで廻りの小物が転がってアルコールランプにぶつかった。
- アルコールランプを使うので十分な安全管理が必要です。自分でやってみて、以下の二点について危険を実感しました。
- 【くれぐれも火事・火傷に注意しましょう】----------------
- べイン貼り1―ライン引き
- バイターノックは上下非対称なので、方向を間違えないようにアダプタ(黒)をはめます。Beiter #1と書かれた黒いアダプタです。
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- トライライナーの三つの足を開いて矢をノックアダプタごと挿入します。
- その際、ノックアダプタ上のBeiterのロゴマークが、トライライナー底面の回転リングの赤いポッチと合うようにします。要するに180度逆にならないようにです。
- トライライナーの三つの足を開いて矢をノックアダプタごと挿入します。
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- トライライナーのそれぞれの足に、線をどの範囲で引くか、赤い目印を二箇所ずつ取り付けます。
- ノック側を少しあけておかないと、黒いテープで止められません
- 足を一本ずつシャフトに密着させ、細いマジックで線を引きます。足の上に書くか下に書くかは、回転リングの位置設定と合わせて良く考えます。
- どの面がプランジャー(pressure button)と接触するのかを注意すればわかります。
- 【後記】簡単にわかるわけではありません。ベインのしなり具合と方向を良く考えてどの位置に貼ったらプランジャと擦らないかを判断します。スピンウィングの袋に入っている黄色いパンフレットに絵が書いてあります。
- どの面がプランジャー(pressure button)と接触するのかを注意すればわかります。
- トライライナーのそれぞれの足に、線をどの範囲で引くか、赤い目印を二箇所ずつ取り付けます。
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- ウィングホルダを使用する場合は、ノックを左側にした場合、線の下方にベインを貼って行くことになります。スピンを付けるかどうかはウィングホルダ側で設定(赤いぽっちのアタッチメントを付けるかどうか)します。
- 三本引き終えたら、トライライナーの足を開いてシャフトを取り出し、ノックアダプタを外します。
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- べイン貼り2―ウィングホルダー
- カーリーベイン(スピンウィング)を一枚、ウィングホルダーにセットします。丸い方を板の隙間に突っ込み、直線部分が少し出るようにします。私は長さ45mmのメタリックグリーン(一番空気抵抗が大きなものですが理由は単に見た目がきれいだったからです)を購入しました。
- べインの裏表は、山なりな方を上にしてウィングホルダにセットします。
- カーリーベイン(スピンウィング)を一枚、ウィングホルダーにセットします。丸い方を板の隙間に突っ込み、直線部分が少し出るようにします。私は長さ45mmのメタリックグリーン(一番空気抵抗が大きなものですが理由は単に見た目がきれいだったからです)を購入しました。
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- 専用の両面テープの裏紙を片方だけ剥がしてベインにしっかりと貼り付けます。
- ROM社スピンウィング付属のロングタイプテープ(3M社で裏紙が茶色)ではなく、レギュラータイプのピンク色(こちらもROM社販売ですが、メーカーは不明)の方が絶対良いです。ロングタイプのものは接着力が弱い上、幅が不必要に広く、おかしなことになります。
- 専用の両面テープの裏紙を片方だけ剥がしてベインにしっかりと貼り付けます。
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- スピン用にオフセット1°させる場合はウィングホルダのポイント側ポッチの赤いリングアタッチメント(小さいのでなくさないように)を填めます。
- べイン貼り3―貼り付ける
- ウィングホルダに書いてある「ノック側」と「ポイント側」を合わせてシャフトに沿わせ、シャフトとウィングホルダを持ったそれぞれの手の感覚をしっかりとつかみます。
- シャフトに描いた線のノック側の端から、両面テープがちょうど重なるようにウィングホルダを密着させます。ウィングホルダにスピン用アタッチメントが付いていると、ポイント側が少しだけ浮く感じになり、ベインが斜めに付きます。真っ直ぐ貼りたければアタッチメントは外して置きます。
- マニュアルには「線の上でなく、線に沿って貼れ」などと微妙なことが書いてあります。最初はベインに両面テープを貼らない状態で前もって何回も練習されることをお薦めします。
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- 【後記】何回か貼ってみましたが、ウィングホルダを使わない方が良いです。ウィングホルダはベインに両面テープを貼るためだけに使用し、実際にシャフトに貼り付ける際は、ピッチ無しであれば、普通に手で貼った方がずっとうまく行きます。
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- 三枚ともベインを貼りつけたら、付属の幅3/16"の黒いテープを、ポイント側は3/16"、ノック側は1/16"だけベインの上に重ねて1.5回転巻きます。
- 1/16"って約1.6mmです。何と微妙な、とSI単位系に慣れた我々は思ってしまうのですが、、、。
- 念のため、スピンウィングのベインは色によって空気抵抗が異なるので三枚とも必ず同じ色を使えとのことです。マニュアルにはどの色が空気抵抗が大きいか、一応書いてあるのですが、自分が購入したメタリック蛍光グリーンについては載っていませんでした。
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【後記】みつけました。